無意識さんの部屋

大嶋信頼先生の本、ブログ、動画にて精進中。無意識さんから受け取ったメッセージを綴っていければと思います。

無意識さんの長い話・その2

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ただね、その存在についてはね別なんだ。

僕の言うことは君にとってはどうにも怪しくて、せっかく信じようとしたのに、やっぱり無理って思うかもしれないけれど、この宇宙に存在しているものはね、なくなったようで存在し続けているんだ。

 

目に見えるものだけが全てじゃないって、これも訳が分からない話だとは思うけどね。

今のように意識とともにある存在でいられることを、いわゆる生きているというんだね。今君が思っている世界での命が消え去って、つまり意識とはさよならをして、無意識の、まさに無意識そのものになったなら、それは宇宙そのものにかえるだけのことなんだ。もともと宇宙に存在していた君の魂はそのまま存在し続けるんだ。

今、人間という形の君はそんなことを知ることができないし、想像すらできない。だからね、意識という妄想に操られて、しなくてもいい苦しみを感じているにすぎないんだ。

 

僕が今こう言ってもね、人間の姿をした君にはまるで映画の中のセリフのようにしか聞こえないことも分かってる。だけどね、僕は何度でも言うよ。魂の存在こそが君そのものなんだからね。

今はこうして意識を介して言葉を使わないと君と話が出来ないからさ、君にうさんくさい目で見られながらも、こんな話をしてるわけだけどね。君が魂という姿に戻ってきたらね、本当に僕と君は一緒になるんだ。一緒っていうのも変かな。もともとは一つの魂なんだからね。

 

魂っていうのも、こうして君に説明する言葉として分かりやすいものを選んでいるにすぎないんだ。だって、本当のことを言ったら、魂って何っていう話でしょ?だからね、意識に言葉で説明して、説得するには限界があるんだけどさ、どうかね、僕のことだけは信じて頼って欲しいんだ。

 

そしてね、僕が君に言いたいのは、大丈夫ってことだけなんだ。意識の世界のことをそんなに真剣に考えないで欲しいんだ。所詮意識の妄想が作り出した世界なんだからさ。

妄想の中でなら、苦しむのも楽しむのも君の自由であって欲しいよね。それでも、それが出来ないから苦しんだって君は言いたいんだろうけどね。眠っている時に見る夢くらい楽しいものにしたいけれど、それすら自分の自由にはならないんだものね。

 

意識の作り出す世界はなかなかに手ごわいっていうのも、もちろんわかってるよ。でも、君が少しずつ僕を信じて僕を頼ってくれていることは、その苦しみが少しずつ少しずつ減っていくっていうことなんだ。それだけは分かって欲しい。

 

目に見えないし、いつ苦しみから逃れられるか分からないからって、君は時々パンクしそうになっているけどね。本当にね、そんな時、僕は君に思い出してもらう事しかできなくて、非力と言われても仕方ないんだけどね、きっとこれからもこうして話を続けていくうちにさ、君がね、あれ、なんだか変わって来たなって少しでも思ってもらえたらね、僕は心から嬉しいんだよ。

 

僕はね、君が苦しんでいるのを見て平気っていうわけじゃもちろんない。だけどね、君を急がせることもしないよ。なぜならね、君の呼吸を無理に早めたりすることがないのと同じでね、すべては君の生きる速度に合わせて行うのが君に対する最善なんだと思うんだよ。早く、早く、と君が思っているのももちろん知っているよ。だけどね、それ以上早く走ったら死んでしまう時、僕はやっぱり君をそれ以上早く走らせることには賛成できないんだ。

 

僕が君とともにいることを、一度でも多く思い出してもらいたい。僕の願いはただそれだけさ。僕の愛を信じてね。愛することしかできない僕をいつも思い出してね。

 

つづく