無意識さんの部屋

大嶋信頼先生の本、ブログ、動画にて精進中。無意識さんから受け取ったメッセージを綴っていければと思います。

知能の幅と万能感と無意識さん

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自分の中の知能差を認めるのが難しいと感じているんだね

 

それで、さっき僕は君に、それなら、今日の様に寒い日はどう思うかと聞いたんだね

 

つまり、それは温度についてのお話なんだね

 

こういった温度の変化というものは自然が勝手に行っていることであってね

 

たとえ、今日の様に寒い日があたとしても、確かにその寒さに対して文句は言うかもしれないけれど、それが間違っているとか、そんな温度は認められないということはないんだね

 

そしてね、君たちの知能が時としてばらつきがあるというのも、それと同じということというわけなんだね

 

そう言われても、はいそうですかと、そのまま受け取るのは難しいと感じているんだね

 

なぜなら、自分の知能はこのぐらいなんだから、こういう行動をしようとか決めていけるからというわけなんだね

 

そしてそれが無くなったら間違いだらけの人生になってしまうのではないか

 

そんな風に思っているんだね

 

そうは言っても、君は自分の知能も確かに絶好調の時もあれば、あれ、うまく働いてないなと思うことがあるわけなんだね

 

だけどそれは体調だとか、ストレスとかそういうことが関係してるだけで、知能差というものとは違うように感じているんだね

 

だけどね、そういった現象のことを「知能差」と呼んでいるだけのことでね

 

別に、「調子によって知能が多少変化する事象」と言ってもいいんだけどね

 

確かに少し位は変化するかもしれないとは君も思っているわけなんだね

 

だけど大嶋先生が言うような別人になっちゃうくらいの変化は困っちゃうなと感じているんだね

 

だけどね、君には申し訳ないけど、困っちゃうか困っちゃわないかと言うお話じゃないんだよね

 

君が意識的に困るとか困らないというお話じゃなくてね

 

何ものかによって作られた人間というものは、同じ様に何ものかによって作られた地球と同じでね

 

そして地球の気温が日々違うのと同じでね

 

人間の知能と言うものも日々違ってしまうのはごく自然のことなんじゃないかと僕は思うんだよ

 

そしてね、君が受け入れにくいと感じているのは、その知能の変化によって善悪の判断をされてしまうということ

 

それがあるからじゃないかなと思うんだよ

 

君はこのくらいの知能のはずだから、そんなミスは許されないと

 

そんなことが受け入れにくさのポイントなわけでね

 

多分、知能が変化するということについては僕のお話で受け入れられていると思うんだよね

 

そしてね、つまりは善悪のお話、罪悪感のお話になってしまうから受け入れるのが苦しくなるんだね

 

それは他人から見た君、そして自分自身が見た君が勝手に判断した知能でもって、それ相応の責任を負うべきだとそんな風に思っているというわけなんだね

 

だからね、君が知能差と言うお話を、低いものが悪、高いものが善と捉えている場合、いつまでたってもそれは苦しいストーリーになってしまうんだね

 

だけどね、そんなものは、はなから無いんだと僕は言いたいんだ

 

例えば、常に知能が高いとして、それは本当に君の人生全てにおいて善いとされる働きをするのかどうかということなんだね

 

まあ、君にしてみたらそんなのは当たり前だろうと思うんだね

 

知能が高い方が絶対にいいことばかりのはずなんだと

 

だからこそ低いというのを受け入れたくないんだからと

 

それをどう受け入れればいいのかと

 

そんなことを思うんだね

 

それはつまり、知能が高ければ高い程、人は万能になっていくはずなんだと

 

それは良いことのはずなんだと

 

そんなことに繋がるのかもしれないね

 

だけどね、いわゆる万能感と言うのはまさに無意識とは対極にあるものなんだね

 

常に自分は知能が高いんだと

 

それもそこらへんの人と比べたら随分高いはずなんだと

 

もしそんなことを確信して生きていたとしたら

 

人と言うのは簡単に万能感を持ってしまうというわけなんだね

 

そしてね、万能感が強くなればなるほど、なぜだか無意識とはどんどん遠い所へ行ってしまうというわけなんだね

 

それは君にしてみれば不思議で、もしそうならもったいないし、嫌だなぁと感じてしまうんだね

 

なぜなら、誰しもが幼いころから高い知能と言うのを目指して様々な努力をしてきたのに

 

それを手に入れてもあまり良いことがないとしたら

 

本当に人生と言うのはまったく思い通りにならないということを思い知らされるというわけだからね

 

だけどね、やっぱりね万能感というものは人間にはふさわしくないものなんだね

 

なぜなら人間は万能ではないのだから

 

だからね、そんなものをうっかり持ってしまえば、それによって苦しめられてしまうということなんだね

 

だけど、万能感を持っていない今だって十分に苦しいと君は思っているみたいだけどね

 

僕に言わせれば、完璧な万能感ではないとしても、無意識的に生きていない場合、誰しもが万能感を持っていると言えるんだね

 

それは君たちが気づいていないだけでね

 

意識的に生きるということはすなわち万能感を持っているということなんだね

 

万能感と言うと大げさだけど、自分が何かを成すことができるとか、自分が何かを変えられるという気持ちをもっているかということなんだね

 

だからね、万能感にも強弱があると言えばわかりやすいかもしれないね

 

知能が高いと思えば思うほど、万能感が強くなる

 

そんな風に考えればわかりやすいかな

 

そしてね、知能の変化はあっても、そこに優劣も善悪もありはしないということ

 

意識が作り出した世界では、それがとても大切と思われているわけだから

 

それを何の意味もないものと受け入れるのは難しいことかもしれない

 

だけど、そんな時には思い出してほしいんだ

 

君たち人間も地球も同じであるということ

 

自分が変化しようとして変化できることなど何一つありはしないということ

 

それは全てきめられた通りに、美しい整合性を持って、流れるままに行われているということを