一番ときめくものと無意識さん
良い未来のことを考えるのなら、悪い未来を考えるよりもマシだろう
君はそんな風に思っていたんだね
そんな風に思うから、よい未来について考えるということを悪いだなんて思ってもみなかったんだね
だけど、何だか気持ちが悪いんだと
よい未来のはずなのに
なぜだか不快な感じがするんだと
そんな感覚に囚われていたんだね
僕からのメッセージはいつも自分を助けてくれるはずなのにと
何だかおかしいんだと
そんなことを感じていたんだね
その感覚というのは、何だかお話の最後の言葉を聞いていないような
そんな感覚でもあったんだね
お話の結末はどうなるの?と
君はずっと僕に尋ねていたんだね
それはやっぱり今であると
そう聞いた瞬間、君はここに戻って来たような
そんな感覚を覚えたんだね
素敵な未来というものを使って、今の自分を慰めようとしていたんだと
だけど、それは自分というものを今ここから遠ざけてしまうものだったんだと
そんな風に思ったんだね
だから君は所在ない感じになっていたのかもしれないと
つまり、何が一番ときめくのかということなのだと
それは、未来よりもやっぱり今なのだろうと
そんなことを思ったんだね