無意識さんの部屋

大嶋信頼先生の本、ブログ、動画にて精進中。無意識さんから受け取ったメッセージを綴っていければと思います。

愛憎と無意識さん

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ねえ

 

あそこにはいたくないんだよ

 

あそこはあたたかくないんだよ

 

ねえ、冷たい視線にさらされて

 

誹謗中傷が渦巻いていて

 

だけど、そこにだけスポットライトが当たってるから

 

辺りは真っ暗闇で

 

真っ暗闇の中にいるみんなが、スポットライトに当たってる人を囲んで

 

ずっと悪口を言ってるんだ

 

だけど、私はそのスポットライトの光に包まれている人に憧れているんだ

 

スポットライトに照らされている人はとても嬉しそうな顔をしてるから

 

だから、私は彼らが羨ましくて彼らの様になりたいと思って

 

だから、彼らに近づきたい一心で

 

彼らのことを追って

 

彼らの情報を逐一入手して

 

そして彼らと同じところに立てるような気になっていたんだ

 

彼らの立っている場所のことも知らないのに

 

だけど、こんな風に見えてもそれが本当のことだとは思えない

 

だって、彼らは素晴らしいのだから

 

だって、彼らの周りには彼らをほめたたえる人が大勢いるんだから

 

そんなことはない!

 

彼らは好意的に受け入れられてるんだから

 

彼らの才能に嫉妬する人もいるかもしれないけど

 

そうじゃなくて、彼らの才能を素直にほめたたえるひとがほとんどのはずなんだ

 

だって、そうじゃなきゃ、この世は怖ろしいところだ

 

あんなに素晴らしいものを素直に褒めないなんて

 

そんなことありえない

 

だって、すばらしいんだから

 

ほとんどの人はあんな風にすばらしいものを作り出すことができないんだから

 

彼らが見せてくれるものに感謝するべきなのに

 

だけど、そういうわけにはいかないんだと

 

そんな図式が成立するなら世の中は平和なんだと

 

そこには愛憎が渦巻いているんだと

 

確かに、それらは素晴らしいことは認めざるを得ないかもしれない

 

だけど、それを認めれば認めるほど、憎しみが湧いてくるのも止められない

 

だから、そこは激しい愛憎が渦巻いている

 

それを認めてあげなければならない

 

それが人間なのだと認めてあげなければならない

 

そのどちらもがあって人間なのだということを分かってあげなければいけない

 

それを君に無理強いするつもりはないんだよ

 

だけど、それはそうであるからそうなっているわけでね

 

だからこそみなそこに集まってくる

 

そこには、心をかき乱す愛憎があるのだから

 

そうやって自分の偽りの快感を満たすもの

 

それもかなり激しく満たしてくれるものを、やっぱり人の嗅覚は嗅ぎつけてきて、そしてその愛憎を味わいたくなるんだね

 

君はそれを醜い姿だとして、認めたくないと思いながらも、だけど自分の中にもしっかりとそういう部分があるということを知っているわけなんだね

 

だけど、君はそれが偽りの快感であるということを学んで知ってしまった

 

だけど、まだまだそこから抜けられていないということで、両極に引き裂かれる感じになっているんだね

 

だからこそ、苦しい

 

以前なら、その偽りの快感に身を任せて

 

揺さぶられるがままになって、夢中になって、その渦中の揺れを楽しんでいたはずなんだね

 

だけど、今はまだ道半ばとはいえ、それを以前の様には楽しめないでいるんだね

 

それは君の変化であり、完全には抜け切れていないという状態であるから、どちら側にも君の存在があって、引き裂かれる苦しみがあるんだね

 

こんなことなら、以前の方が苦しくなかったのかもしれない

 

そんなことを思ってしまうかもしれないね

 

だけど、それは偽りの快感にどっぷり使っている状態だったんだね

 

そう言われても君はよく分からないと思うんだね

 

たしかにそうだね

 

その中に浸かっている時はまったく自分のことが見えていないんだから

 

そして、右も左も見えはしない

 

だから何も考えないで済むんだ

 

自分が本当に何を求めているかもね

 

だから、本当に自分が求めている道へ行くには引き裂かれる必要がある

 

引き裂かれて偽りの快感を捨て去る必要がある

 

そう言われてもそんな抽象的なことはよく分からないよね

 

自分が何をやっているのか意識的に分からないから、君はパニックを起こしているかもしれないけれど

 

全ては無意識がやってくれていることだからね

 

意識が説明することはできないし、意識がそれを先取することも出来ないんだね

 

ただ任せるということほど、現代の人には難しい事はないかもしれないね

 

分からないことの中にこそ自分を導いてくれる道があるなんて

 

全然意味が分からないことだかね

 

意味が分かることなんてたかが知れているんだ

 

それ以外の部分

 

まったく理解できない部分の豊かさ

 

それを信じてみて欲しいんだ

 

言葉でも説明できない、ましてや見ることも出来ないものを信じろというのは乱暴かもしれないけれどね

 

そこにだけ希望があるといことを君に伝えたいんだ

 

君が分からないと思えば思うほど、そこには未来があるということ

 

そこにだけ希望があるということを