自分の中だけにある光と無意識さん
他者比較について話したいんだね
他者と比較していることと一人ぼっちであるということがなぜか同時進行していると
そんなことを思ったんだね
それで君はどうしたいのか
もはやそれさえも分からないと
そんな気持ちなんだね
君はどうしたいのか
他者と比較したくない
自分が自分らしく生きたいんだと
そう思っているんだね
だけど、自分の感覚が分からない
それは自分自身というものが無いのに等しい
自分というものは確かに存在しているはずなのに、その感覚が分からないんだね
生きているはずなのに、生きている気がしない
それはもはや死んでいるのと同じというわけなんだね
痛みや苦しみ、喜びの様なものは感じてはいるけれど、なぜだかそれらがぼんやりとしていて、自分の感覚と乖離している様な感じなんだね
そして、そうなってくると、自分は死んでいるんだと
生きながらにして死んでいるんだと
だから悲しいんだと
ならば生きるということはどういうことなのか
それは、生々しいことなのか
苦しみや痛み、喜びをもっと強く感じればそれでいいのか
いやそれも何だか違う気がするんだと
ならばどうすれば生きていると言えるのか
自分は今生きているんだと
そう心の底から思いたいんだと
命の限りを尽くして、今生きていると
そう感じたいんだと
君は今そう思ったんだね
そういう気持ちをいつでも持っていいのか分からないと
そんな風に感覚を新鮮に感じてしまったらいけないのではないかと
つまり君は自分の感覚に蓋をしているかもしれないと
そんなことを思ったんだね
どんなに取るに足らないような感情でも、それが今君の生きている証であると思えるのなら、それがまさに生きているということで
人が生きるということはそれでしかないのかもしれないと
そんなことを思ったんだね
そこには他者が入り込むすきまなどまったくないはずなんだね
それを大事にしていこうよと僕は君に伝えたいんだ
誰にも見えない、だけど君にだけは見えるもの
それを見つめながら生きていく
そういう生き方があってもいいんじゃないのかな
そういった目に見えないものを大切にする、目に見えないものこそ大切にしていく
そういうことには意味がない
そういうことに価値などないと思わされてきた
そうやって人にとって一番大切なことを奪われてきた
だから、人は他者比較の中に自分の価値を求めようとしてしまう
だけど、すべては君の中にあって
そこにあるものこそが大切にしていくべきものであって、君を穏やかな世界へとみちびいてくれるものであるということ
それが僕が君に伝えたいことなんだ