無意識さんの部屋

大嶋信頼先生の本、ブログ、動画にて精進中。無意識さんから受け取ったメッセージを綴っていければと思います。

「自分の人生」と無意識さん

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自分の人生を生きていない人は何ごとにも責任をとらないんだと

 

そんなことを思ったんだね

 

それはつまり、君の母親のことだったと

 

君の母親というのは、今思えばつかみどころのない人だった

 

そして、全ての責任の所在を自分以外の場所に置いておくことに優れた人だった

 

こんな風に母親のことを話題にしている君だけど、今では自分の母親というものに対して抱く感情はほぼ無くなってしまったんだね

 

そして残ったのは、母との関係性の中で生まれたしがらみというものだけというわけなんだね

 

だけど、そのしがらみというものが、今でも君を悩ませていること

 

それはそれで、実はそっちの方がすごいのではないか

 

そんな風にも思うんだね

 

そんな君の母親は何事にも責任をとらない人だった

 

つまりは母親としての役割を放棄していたというわけなんだね

 

しかしながら、母のそれは巧みで、外から見ては決して分からないものだったんだね

 

そして、これは君の想像でしかないけれど、そんな母の技というものは、きっと母がわざとそうしようとして生み出されてものではないと

 

母はその役割を持って生まれて来ただけなんだと

 

ただ、それで今君が困っているということに違いはないんだけどね

 

そして、責任をとらない人というのは、きっと自分の人生を生きていないんじゃないか

 

そんなことを、ふと思ったんだね

 

責任をとらないかわりに、本当の喜びも悲しみもありはしないんだと

 

そんなことを思うと、なるほどと思うんだね

 

彼女はいつも心ここにあらずだったと

 

つまりは人生を楽しんではいなかったんだと

 

君は、今さらこんなことを思うことに何の意味があるんだろうと

 

そんなことを思いながらも、湧いてくる考えに任せていたんだね

 

そして、夫の中に母の存在を見る時、君は不快な感情になるんだと

 

それはつまり、夫自身も何事にも責任をとらない、つまりは自分の人生を生きていないんだと

 

そんなことを思ったんだね

 

そして、そもそも自分の人生と生きていないから、何事にも責任をとらないんだと

 

それはそうだ、自分の人生でないのなら、何に責任をとる必要があるのだと

 

だからといって、それが自分に何の関係があるのだろうと

 

たしかに、君自身も自分の人生を生きている気がしないと

 

そんなことに目を向けたくはなかったけれど、やっぱり自分も自分の人生を生きられていないと

 

そうであるなら、自分も何事にも責任をとらない生き方をしてきたのだろうかと

 

ああ、分からない

 

自分のこととなると、途端に分からなくなってしまうんだと

 

だけど、何だか、君は自分の人生を生きていないのに、なぜか様々な責任を負わされている気がするんだと

 

そうだから、余計に苦しいんだと

 

そんなことがあるのかよく分からないけれど、君の苦しみは、そんな感じがするんだと

 

自分の人生を生きれていなくて、ちっとも満足していないのに、責任だけをとらされる

 

そんな貧乏くじばかり引かされる人生なのだと

 

それならば、いったいぜんたい「自分の人生」とは何だろうと

 

君は僕に尋ねたんだね

 

それは、囚われのないものだと、僕は答えたんだ

 

何にも囚われない自由な生き方なんだと

 

なんだか、ありきたりな言葉だと

 

君はそんな風にも思ったんだね

 

だけど、君はよく分からないまま、ただ言葉を受け取ったんだね