「人生の意味」について無意識さんに聞いてみた・その2
だけどね、何度も言うようにね、それと魂の存在はまったく別のものなんだよ。
僕が見ているのは常に君の魂なんだ。
そしてね、人として君が歩んでいる道がどんなものであろうと、僕の君に対する愛は何も変わらないんだ。
君にとっては自分が今歩んでいる道の方が重要に思えるから、その人生について思い悩むんだろうけどね、本当に僕から見た君の魂は、そんなものに(君が大切に思ってるものに対してこう言うのは気が引けるけど)まったく関係なく美しく輝いているんだよ。
人というものが、その人生において、どんなふうに生きたかということをいかに大切に思っているかはわかっているつもりだよ。
それでも、それでもね、僕は言い続けるよ。
君がそのことで傷ついたり、思い悩んでいるならなおさらね。
もしそうだとしたら、人生と言うのは一体何のためにあるのと、君は思うんだね。
それは君たちが持っている基準からすれば、至極まっとうな疑問かもしれないね。
だけどね、これも言いずらいことだけどね、人生にね意味なんてないと僕は思うんだよ。
厳密にいえば、意識が納得するような意味はないと思うんだ。
人の生き死にそういう意味を持たせるというルールはないんだよ。
人生は意味があるというのは人の意識が勝手に作り出したものなのだからね。
君がそのことを分かってくれたら、君の悩みのほとんどは消えて無くなると思うんだ。
君は人生に意味がないなんて、人というのはなんて悲しい生き物だと思うかもしれない。
だけどね、人生の意味を考えなければね、君が想像していない世界が待っていると思うんだ。
それを僕が今言葉で説明することは難しい。
君が、ああ、これが僕が言っていたことなんだなと、その時がきたなら、そこで感じてもらうことしか出来ないんだ。
僕は別にね、君に生きる希望をなくさせようとしてこんなことを言っているわけじゃないんだよ。
君たちが思うところの特別な存在になんてなる必要はないと言いたいんだよ。
もう、本当にそのままで十分なんだって伝えたいんだよ。だからね、変に力を入れる必要もないし、ただ流れにまかせて生きていいんだよと言いたいんだ。
それはつまり、君が悩みや苦しみから解放されてね、そのあるべき姿になって生きられたならと思うだけなんだ。それは魂の姿に近いといえるかもしれないね。
そしてそれこそが君があこがれる、無意識的な生き方なんじゃないのかなと僕は思うんだけど、どうかなぁ?
おわり