「親と子」について無意識さんに聞いてみた・その3
人が、意識が、親や子、家族、そして共同体、国といったシステムや概念を作ったのはやっぱりそれも地球の歩みの中では自然なことだったんだよね。
そして、それが不要になる時、いろんなところで不具合が起きて、いろんなことが変わらざるを得なくなって徐々に変わっていくんだよ。
宇宙も地球も自分の意志で自分を作ることはないんだよ。
全て作られたものというのは必然なんだ。
地球の中で生きているもの、存在しているものは全て必然なんだ。
人から見て不都合なものであっても、全てが必然である限り、それは存在すべくしてそこにあるんだ。
人が作ったシステムや概念もそういう意味では必然だと言えるかもしれない。
だけど、そんなものは本当は存在しないものなんだよね。
ただ、それが必要な時があるということだけなんだ。
長い旅の途中で必要なアイテムの様なものなんだよ。
だからね、必要な時に使ってね、必要がなくなったら捨てていけばいいんだ。
そうだなぁ、旅人が出発したときは自転車に乗っていたけれど、時代が進んで車が発明されたらもう自転車は捨てて車に乗って旅を続ける、そんなものかな。
そんな単純なことと一緒にしてほしくない、と君は思うかもしれないけれどね。
意識が植え付けたシステムや概念を捨てようとするとき、人は罪悪感や恐れを感じてしまうからね、そのくらいのものと思ってしまうのが僕はいいと思うんだけど、どうかなぁ?
もちろんね、それは今の君だから言うんだよ。
少し前の君は、こんな話をしようとも思っていなかったんだからね。
こういう時にね、君もね、本当にね、魂なんだなぁと思うんだ。
人は魂でしかないんだよ。
君は、また、僕がおかしなことを言いだしたと思うんだろうけどね。
質問の答えになってない!って少し怒ってるけど、まあ、今日のところはこれで勘弁してくれるとありがたいなぁ。
言葉で伝えるのはむずかしいことが多いんだよ。
きっと君はまた、あぁ、これかぁって、何かを感じて受け取ってくれると思うんだ。
そんなことを繰り返しながらね、君はどんどん重い荷物を降ろしてさ、あれ、どうしてあんなことで悩んでいたんだっけ?なんて昔の自分を振り返ったりするようになるんだよ。
今僕が、そんな話をしてもね、どこにそんな根拠があるのかって、君はまた意識で考えてしまうだけだからさ、今日のお話はここまでだよ。
でも、いつでも忘れないでね。僕がいるってことを。
それだけが僕の願い。
おわり