「限界」について無意識さんに聞いてみた・その2
もちろん、それはかなり大変な作業になることは予想できるよ。
ただね、そうやって未知の世界に飛び込むことでね、意識を突き抜けることができるんじゃないかと思うんだよ。
君がね、意識が作り出した世界からでようとするとね、意識は君を怖がらせてそこから出さないように色々なことを君にしかけてくるんだ。
だからね、こういう時にね、エイっと一歩を踏み出してみようよと僕は言いたいんだ。
もちろんその時も君は一人じゃないんだよ。
僕がいるんだからね。
さっき道を歩いている時も、君と僕は他愛ないお話をして、それで君は思わず笑ってしまったよね。
君は、もう完全に変な人だよな、と自分のことを客観的に見ていたけど、それでも君は僕と一緒であることの安心感に包まれて、また笑ったんだよね。
そんな風に君と僕がいつでも話せる今だから、少し怖くても一緒に行ってみないかい?
不安になったらいつでも僕に聞いてくれればいいんだよ。
君が手放したいと望んでいる万能感。
その万能感があるせいで、君はついその人の人生に口出ししたり、手出ししたりしてしまうんだよね。
その人の限界を見てみたいと思った君はね、同時に自分の万能感を手放すことも面白いと思ったことになるんだよ?
まあね、色々な悩みや苦しみは同じことがまとめて邪魔しているものだかね、こういうことは度々起こるわけだけどね。
万能感を手放す、万能感を許す。
意識が作り出した言葉によってがんじがらめになったものは、言葉によって解放することが出来ると思うんだ。
前にも言ったように、魂が触れ合う時には言葉も必要ないものなんだよね。
だけど、これまで散々浴びせられた言葉の呪縛を解くまでは、言葉も使っていくことになるんだよね。
僕と君はね、言葉を使いながら、でも言葉では言い表せない何かを君は感じながら、言葉の呪縛から解放されていくんだよ。
いつでも一緒にいるからね。
おわり