「本心」について無意識さんに聞いてみた
君は今、本当のことなんてとても言えないと思ったんだよね。
そこで質問なんだけどね、君が本当っていってることは、さてどういうものなんだろうかってことなんだ。
今、君が伝えたい事柄があってね、それは表面上君が思っている以上のものではないという認識でいると思うんだけど、果たしてそうなのかなって。
少し考えるとね、きっとその事柄のもとにはね別の理由、つまりその事柄を起こすに至ったものがあると思うんだよ。
でもね、普段はねそんなこと気にもとめなくてね、人はその表面上の事柄が本当のことだと思い込んでいるんだ。
だからね、もし仮に君が今本当と思っていることをそのまま伝えたとしてもね、何の意味もないと思うんだよ。
むしろね、その大元になっているものから目をそらしている限り、きっと本心、本当と思っていることを伝えるのは恐怖になると思うんだ。
それはね、表面上の事柄を伝えてもね誠意を尽くすことになんてなりはしない、それどころかね、それはきっと魂の在り様にそむいているという点で、君を魂から遠ざけてしまうという恐怖を君に与えるんだよ。
でもね、意識がその表面上のものを君に本心と思い込ませているせいでね、君はその上っ面のものを相手に伝えるべきか悩むという、意味のない苦しみを抱える羽目になるんだよ。
しかもその行為は魂と君を引き離してしまうものだからね、君は訳も分からず恐怖だけを感じてしまうんだよ。
必然のもの、あるがままのものに対して恐怖を覚えることはないと思うんだよ。
だからね、恐怖を感じている時点でね何かしら意識が働いているんだと、これは偽物、作り物なんだと気づかせてくれるんだよ。
回りくどくなってしまったけれどね、恐怖を感じるところにも君が魂と繋がれる何かが隠れているはずだからね。
こうして見つけていこうよ。
だけどね、それが何かって必死になって考えたりする必要はないんだよ。
少しだけ頭の片隅に置いておくだけでいいんだよ。
こうしてそういう何かがあるかもしれないと気づくだけで十分なんだ。
一つ一つね、僕と一緒にね。