「苦しみの終わりについて」無意識さんに聞いてみた
ふと思ったんだね
こんな作業をいつまで続けるんだろうと
大嶋先生のメソッドに従って、自分自身の傷を見つめ、そしてそれと向き合って、そこから解放されるべく繰り返される作業を
もちろんこの出会いにどれだけ救われたかは分からないわけだけれどね
それでも、自分の人生というものを考えた時、そういったものとスッパリ別れを告げる日がいつかくるのだろうかと
それならば、それはいったいいつなのだろうかと
そんな風に思ったんだね
そんな君の問いに僕は答えたんだね
それに終わりなどないと
それを聞いた君は、えっ?と、思わず顔を上げたんだね
ぼんやりとうつむいていた顔を上げて、どういうことかと聞いたんだね
それはつまりね、自由に終わりなどないということなんだね
君は今、まだ依然として続いている不快な感覚について、これはいつ終わるのかと
そんなことについて僕に尋ねたわけなんだけどね
僕は、そういったことについて、それは区切りなどない一連の流れで繋がっているんだと
そんな風に表現したいんだね
確かに君が今感じるのは、以前よりは自由になってきたかもしれないという感覚と、だけどまだまだ、求めている様な自由は手に入ってはいないんだと
そんな風に思うんだね
だけどね、自由に限りなどないんだね
だからね、君は苦しみの終わりとして、そのことを考えているみたいだけどね
それは同時に自由への道ともいえるんだね
だから、自由にならどれだけでもなれるというわけなんだね
そして、それは君の命が絶える日まで
さらに自由になるべく、淡々と続いていくんだね