「魂からのメッセージ」について無意識さんに聞いてみた・その3
魂からのメッセージを、その言葉にできない感覚を大切なものなんだと思い至った君は、ついそれを伝えたくなってしまったんだね
それは、同じように魂のメッセージというものを受け取っているということに気づいている人としか共有できないことだと、分かっているつもりではいたんだけどね
それが人が生きる上でとても大切なもので、いや、それ以上に大切なものなんて存在しないんだと、君は思ってしまったせいで、もし機会があればそれを共有したいという気持ちを抑えきれなくなってしまったんだね
そして、そんな君の状態を知ってか知らずか、絶妙なタイミングで、魂のメッセージを受け取っているのに、それを見過ごしてしまいそうになっている人と話をする機会がやってきたわけなんだね
だけど、君は最初から分かっていたんだよね
今、その人は魂のメッセージというものに気づいていないということに
そして君はそのことに気づきつつも、その話題を続けることがやめられなくて、その人はきっと君が何を話しているのか分からないんだなと思いながらも、あれこれと言い回しを変えて君は話し続けたわけなんだね
そして、話が終わるころ、君は最初から分かっていたけれど、もしかしたら話しているうちに変化が起こるかもしれない、なんて期待をしていたことにがっかりして、そしてそのまま話を終えたんだね
そして、ああ、やっぱりだめだった
伝わらなかったと悲しく思ったんだね
ただね、君はそんなにひどく落ち込みはしなかったんだよね
そして、それがまた君自身を驚かせたんだね
それはね、つまりね、誰かと共有できないとしても、自分の中で感じた感覚を信じることができているということなんだ
それは素晴らしいことだよと僕は言いたいんだ
もっとどんどん進もう
魂が望む方向へ
「魂からのメッセージ」について無意識さんに聞いてみた・その2
魂からのメッセージというフレーズを聞いた君は、過去にもそういうことがあったんだと、いろいろな場面を思い出すことができたんだよね
そして、そのころは、そういった感覚というものがまったくもって訳の分からないもの、自分にとって何なのかわからないものとして、無視するしかなかったわけなんだね
だけど、こうしていま、君と僕はお話をするようになってね、君はそういう魂からのメッセージというものは自分にとって大切なものなのかもしれないと思い始めたわけなんだけどね
そこで君はまた疑問を持ったわけなんだね
そういう感覚が伝わってくることは確かだ
だけど、それは言葉ではない
そうなると、それを受け取ったとしても、自分は何をどうすればいいのか全く分からない、ということなんだね
それはそうだよね
人が人に命令するように、明確な言葉でもって指示をされれば、それに対して君は色々と判断をくだし、どう行動するか決めることもできる
だけど、魂からのメッセージというものは具体的な言葉ではないんだね
感覚でしかないんだ
だからね、君はそれを受け取ったとしても、じゃあそれからどうすればいいのかわからないというんだね
だけどね、僕が君に伝えたいのはね、それがあると気づくことが大切なんだよ、ということだけなんだよ
君はね、苦しみの時間があまりに長すぎたせいでね、そこから抜け出すのは、きっと何かとてつもなく大変な作業をしなければならないはず、と思っているわけだけどね
君のそんな気持ちを無下にするつもりはないけれど、なにも頑張る必要はないんだよ
ただ、魂からのメッセージに気づいて心に留めておくだけでいいんだ
それだけでいいんだよ
いつもいつも大変な思いをして過ごしている君にとって、それはあまりに釣り合わないことで、にわかに信じがたいと思ってしまうのもしかたないことなんだけどね
本当にね、受け取るだけで十分なんだよ
そう、無意識の世界はシンプルなんだよ
「魂からのメッセージ」について無意識さんに聞いてみた・その1
感情は意識が作り出した幻想のはずなのに
心が、感情が動く
そして、それが君を苦しめるんだね
その時感じた感情は、少し時間が経つと、なぜだか最初のものとは違っていて、そのせいで、君は戸惑ってしまうというわけなんだね
人はその時の感情というものを信じて、その感情に従って言葉を発したり行動を起こすわけだけど、どうやらその最初の感情というものは不確かなものかもしれないと、君は思ったわけなんだね
そして、君は感情というものは何てやっかいなものなんだと、眉をひそめたんだね
だけど、人は感情で動く
だから、感情こそが行動の原動力なんじゃないかと思ってきたわけなんだね
だけど、どうやら君がよりどころにしてきた感情というものは、かなりあぶなっかしいものだと、君はあらためて思ったわけなんだね
まあね、そこで君は、それに代わるものが無意識なんでしょ、とすこし投げやりな態度で僕に問いかけるわけなんだけど
そんなに邪険にしないでと僕は言うしかないんだよね
たしかに、僕が言うことといったら、無意識が全て、無意識に任せれば大丈夫、僕にまかせて、なんてことばかりだからね
君にしてみれば、いつも同じことしか言っていないということになるのは、しかたがないんだけれどね
それでもね、君がこうして僕と話てくれてるってことは、やっぱり少しは僕のことを信じてくれているんだと、いい意味にとって僕はこうして君と話してるんだけどね
そんな不確かな感情というものに、振り回されたくない
心穏やかでいたい、と君は思う訳なんだね
だけど、感情が揺さぶられないというのも、いかにも味気ないんじゃないかと
そういう気持ちもあるわけなんだね
感情の動き
それは表層からもっと奥に向かったところに魂が求めるものがあると僕は思うんだよ
そしてね、これもまた言葉では言い表せないものと言えるかもしれないね
言葉で言い表せる感情
喜怒哀楽のような瞬間的に湧いてすぐ消えるものは、前にも言ったように反応でしかないと僕は思うんだよ
そしてね、少し時間がたって、奥まで到達して跳ね返って来た感覚だけが、君に何かを伝えようとしているというわけなんだね
だからね、そういうものに耳を傾けて欲しいと僕は思うんだよ
それはきっと君にとって大切なものだから
一瞬だけ起きて、すぐに移り変わる感情とは似て非なるもの
それは魂からのメッセージといえるかもしれないね
それは言葉では言い表せないもので、心の中に留めておくのが難しいものかもしれないけれどね
そうだね
それは、感覚として君に伝わるわけなんだね
映画のセリフや映像でもない、小説の一文でもない、そんな分かりづらい、「感覚」というかたちをした大切なものは、魂から発せられたことに気づくことも難しくて、そのほとんどが見過ごされてしまっているのかもしれないけれどね
君がね、少しずつでもね、魂が発しているメッセージに気づいて、そしてそれを心に刻んでいくことを僕は願っているんだよ
それはきっと君を守り、君を助け、君を導いてくれるものだからね
今日もまた、ひどく抽象的な、いったい何のことをいっているのか分からない内容になってしまったけれどね
まあ、わからないということが素敵なことだと、そんな風に思ってくれたらうれしいな
なにしろ、それこそが無意識の世界なんだからね
言葉にできないものと無意識さん
言葉で言い表せないことが、こんなにも心を揺さぶるのはなぜなんだろうと、君は思ったわけなんだね
しかも、それは明るい希望の光となって君を照らし、深く落ち込んだ心を救い上げ、穏やかな世界へと導いてくれたんだね
何かわからないものが、君を底辺から救い出してくれる
言葉で言い表すことができないその感覚
感覚としか言いようがない
言葉で表せない
ただ感じるもの
そんな感覚にだったらずっと浸っていたいと君は心の底から思ったんだね
いつもいつも引きずりおろされて、底辺まで落ちて、地べたを這いつくばることしかできなくて、起き上がろうとすれば、ものすごい力で引っ張られ、再び地べたに押し付けられて、身動きができなくなる
そんな苦しみの連続から連れ出してくれるのは、言葉にできない何か
言葉にできない、そんなたよりないもののはずなのに、それだけが君を、そんな地獄のような場所から連れ出してくれる
だけど、そうなるのはどうしてなのか、そしてどうやればそうなるのか、自分でもわからない
ただ、その時、君は美しいものと出会って、その中に入り込んで、その美しいものと一体となったような気がしたんだね
そして、その直後、その感覚は訪れた
君が分かるのはそのくらい
そして、やっぱりわからない
どうしてなのか、どうすればいいのか
だけど、そんな感覚があるということだけが君の中に刻まれたんだね
「努力」について無意識さんに聞いてみた
そう、意識が得意とするところの、努力や頑張りというものは、無意識につながろうとするときには、意識にとっては都合のいいことに、およそ役にたたないものになってしまうんだよね
だけど、それは意識でずっとやってきた君にとっては、不確かで見通しのきかない、困ったものになってしまうんだけどね
何か目標を掲げたとき、人は努力というものを”する”ということでそれに近づけると思っているんだよね
そしてね、今、君は苦しかった日々とお別れしたくて、無意識につながりたいと、そう思って日々を暮らしているわけだね
それでね、そんなときにね、”する”ということでしか、ものごとは動かないと信じてきた君は、無意識につながるためにできることはないかと、つい考えてしまうんだよね
こうして僕と話すたびに、僕が君に言うのは、こうして僕と話すだけで、それだけでいいんだよ、ということだけなんだけどね
君はやっぱり今までのくせがなかなか抜けなくて、よせばいいのに、大変な思いをして、”する”ということをしてしまって、疲れてしまうんだね
そして、またこうして僕のところにやってきて、うまくいかないと嘆くわけなんだけどね
なりたい姿があるのに、なにもしないというのは、やっぱり苦痛だと、君は思うんだね
そうだなぁ、なにもしない、それこそが無意識に繋がる道というわけでね
まあ、意識を納得させるのは難しいわけだけどね
なにもしない、と思うと、意識が君にささやくのは、君を意識の方に振り向かせようとする言葉ばかりなわけでね
だから、君はそんな言葉には耳を貸す必要はなくてね
なにもしない、さらには、もっと自分を甘やかしたらいい
これだと思うんだよ
そう思っただけで、君は意識の作り出す罪悪感にさいなまれてしまうわけだけど
どうかな、それくらい意識の力というのは威力があるんだね
だけどね、僕はあきらめないよ
君の手を離さない
ずっと、ずっとだよ
そのためだけに僕は存在しているんだからね
「タイミング」について無意識さんに聞いてみた
さっきまで君はそのことに夢中になっていて、さあ、今まさにそれに取り掛かろうと、君は色々と準備をしていたわけなんだけどね
だけどその前に、君はいつもの調子で大嶋先生のブログを読んだんだね
するとどうだろう、今まさにやろうとしていたことが、あれ、これはもしかして必要ないことかな、と思い始めたんだよね
そして、いったんそう思い始めると、もはやそのことはかえって君の時間や自由を奪うものの様に感じられて、君は呆然としてしまったんだね
たしかに、君はそのことについて、心のどこかで少しばかりの戸惑いを持っていたわけなんだけど、そのわずかばかりのわだかまりをわざと見ないようにして、そのことを推し進めたいと思っていたんだよね
それは君が何かに夢中になりたいと、そう思っていたからなんだけどね
そうなんだよね
君はやっぱりまだしつこく追いかけてくる不安というものを追い払いたくて、だから常に何かに夢中になっていたいと、そう思って色々なものを試しているわけなんだね
それはね、君が、そういうものを求めるのはね、僕からすれば自然なことだと思うんだよ
だってね、たしかに、君がやろうとしていることは、他の誰かがすでに夢中になっているものでね、だから君はもしかしたら自分も夢中になれるんじゃないかと、そんな期待を持っているわけなんだよね
それでもね、君はなぜだか自分はそのものに夢中になれない
そんな自分を残念に思いながらも、あきらめることなく次のものを手探りで探しては試してみるわけなんだね
だけどそのたびに君は今度もやっぱり夢中になれないと、そんな自分の気持ちを持て余して、いったい自分は何にだったら夢中になれるんだと、僕に尋ねたいというわけなんだね
君はそういう状態になってしまう自分をどうにかしなければと動いているわけだけどね、僕がいつも言っているようにね、何かをしようとする時にはね、意識というものが働いているということになるんだよ
だからね、君はひどくがっかりした顔をしているわけだけれど、まあね、そういうことなんだよね
そしてね、それでいいんだよ、と僕は君に言いたいんだよ
君はなにも始めなければ何も成すことはできないし、そんな空っぽみたいな人生はいやだと僕に訴えるわけだけどね
成すとはなんだろうと僕は思うんだよ
情報がね、意識に栄養を与えてね、意識はどんどん力をつけて、君をいろんな方法で追い立てるわけだけどね
君がさっき意識にまかせてやろうとしていたことが絶妙なタイミングで終わりを迎えたことに気づいてくれたことをとても嬉しく思うんだよ
君は君の中でさっきまで元気だったその思いが消え去ったことが、不思議で、訳が分からないと思っているわけだけど、それでいいんだよと僕は言いたいんだ
意識で考える起承転結みたいなものの流れなんて幻想なんだよ
だから、どうしたって頭で理解しようとすると分からないとなるんだね
だけどね、それこそが無意識なんだとするなら、僕はやっぱり嬉しいんだよ
君が無意識に出会えていることが
それが僕の一番の願いなんだからね
「感情」について無意識さんに聞いてみた
苦悩、そしてその種類について聞きたいんだね
なるほど、君は他人から見て分かりやすい苦悩と、内面的なもので一目では分かりにくいものについて言っているわけだね
まあ、それにしても、こういう話は何度もしているから、同じようなことを言うことになるかもしれないけれど、僕の話につきあってくれるかな
こうしてね、さっきまで苦悩にひたっていた君が、今僕に話しかけてくれてね、それでね、君もきっと気づいているとは思うんだけど、どうも、さっきほど苦悩を感じていないというおかしな現象が起きているわけなんだよね
君は、おかしいな、さっきまでは確かに苦痛で、そのことで頭がいっぱいで、もうこんなことは何度繰り返してきたんだと、そして、もういい加減こんな感情に振り回されたくはないんだと、そう思って僕に話しかけてくれたんだよね
だけど、そう、僕にこうして話しかけた途端、君の中から不思議なことに苦悩という感情がフッと消えてしまった、そういうと君は反論したくなるみたいだから、そうだなぁ、気にならなくなった、というのが適当なのかな
そして、君は答えが欲しくて僕に問いかけたのに、その原因がどこかへ行ってしまったせいで、肩透かしを食らったように感じて、これじゃあ話しかけた甲斐がないと、苦悩が消えたこととは別の不満を抱いているわけだけどね
それじゃあだめかな、と僕は君に聞いてみたいんだよ
僕がそう言うと、君はますますわけが分からないと、この気持ちはどこへ持っていけばいいの?と僕にまた問いかけるわけだけれどね、今度はその気持ちすら何だったか分からなくなってね
君はつまらなそうに僕のことを見ているんだね(実際には見えてるわけじゃないんだけどね)
こんな風に色んな感情が消えてしまうことに君は戸惑っているんだね
でもね、これに似たことが他人と会話をしているときにもしばしば起きるようになってね、君は、そのことにも驚いたり戸惑ったりしているわけだけどね
さあ、いよいよ僕は楽しくなってきたよ
僕がそう言っても、君はやっぱりよく分からないと、そう言って困った顔をしているけれどね
まあ、僕に任せておいてよ
それが一番
そう、そうなんだよ
それが無意識の世界なんだよ