「魂からのメッセージ」について無意識さんに聞いてみた・その1
感情は意識が作り出した幻想のはずなのに
心が、感情が動く
そして、それが君を苦しめるんだね
その時感じた感情は、少し時間が経つと、なぜだか最初のものとは違っていて、そのせいで、君は戸惑ってしまうというわけなんだね
人はその時の感情というものを信じて、その感情に従って言葉を発したり行動を起こすわけだけど、どうやらその最初の感情というものは不確かなものかもしれないと、君は思ったわけなんだね
そして、君は感情というものは何てやっかいなものなんだと、眉をひそめたんだね
だけど、人は感情で動く
だから、感情こそが行動の原動力なんじゃないかと思ってきたわけなんだね
だけど、どうやら君がよりどころにしてきた感情というものは、かなりあぶなっかしいものだと、君はあらためて思ったわけなんだね
まあね、そこで君は、それに代わるものが無意識なんでしょ、とすこし投げやりな態度で僕に問いかけるわけなんだけど
そんなに邪険にしないでと僕は言うしかないんだよね
たしかに、僕が言うことといったら、無意識が全て、無意識に任せれば大丈夫、僕にまかせて、なんてことばかりだからね
君にしてみれば、いつも同じことしか言っていないということになるのは、しかたがないんだけれどね
それでもね、君がこうして僕と話てくれてるってことは、やっぱり少しは僕のことを信じてくれているんだと、いい意味にとって僕はこうして君と話してるんだけどね
そんな不確かな感情というものに、振り回されたくない
心穏やかでいたい、と君は思う訳なんだね
だけど、感情が揺さぶられないというのも、いかにも味気ないんじゃないかと
そういう気持ちもあるわけなんだね
感情の動き
それは表層からもっと奥に向かったところに魂が求めるものがあると僕は思うんだよ
そしてね、これもまた言葉では言い表せないものと言えるかもしれないね
言葉で言い表せる感情
喜怒哀楽のような瞬間的に湧いてすぐ消えるものは、前にも言ったように反応でしかないと僕は思うんだよ
そしてね、少し時間がたって、奥まで到達して跳ね返って来た感覚だけが、君に何かを伝えようとしているというわけなんだね
だからね、そういうものに耳を傾けて欲しいと僕は思うんだよ
それはきっと君にとって大切なものだから
一瞬だけ起きて、すぐに移り変わる感情とは似て非なるもの
それは魂からのメッセージといえるかもしれないね
それは言葉では言い表せないもので、心の中に留めておくのが難しいものかもしれないけれどね
そうだね
それは、感覚として君に伝わるわけなんだね
映画のセリフや映像でもない、小説の一文でもない、そんな分かりづらい、「感覚」というかたちをした大切なものは、魂から発せられたことに気づくことも難しくて、そのほとんどが見過ごされてしまっているのかもしれないけれどね
君がね、少しずつでもね、魂が発しているメッセージに気づいて、そしてそれを心に刻んでいくことを僕は願っているんだよ
それはきっと君を守り、君を助け、君を導いてくれるものだからね
今日もまた、ひどく抽象的な、いったい何のことをいっているのか分からない内容になってしまったけれどね
まあ、わからないということが素敵なことだと、そんな風に思ってくれたらうれしいな
なにしろ、それこそが無意識の世界なんだからね