「存在」について無意識さんに聞いてみた・その2
太陽や月が存在することに対して、君は、あんなものはおかしい!どうして存在してるんだ!!なんて思ったことはあるかなぁ?
君は、しぶしぶだけど、そんなことは思ったことがないと、思ったわけだけどね。
そもそも、そんなこと考えたことがないってね。
だけどね、僕にしてみればね、君が太陽や月に対して抱いているのと同じ感情をね、君たち人に対しても持っているわけなんだよ。
何の目的で誰が作ったのかは分からないけれど、そこに存在している君たちの間に、何の違いがあるんだろうってね。
何度も繰り返しになっちゃうけど、見てくれのことを言っているんじゃないからね、その存在について、それだけについて言っているんだよ。
ここまで話してもね、君は何をどう考えればいいのか分からないと混乱しているわけだけど、それでもね、その存在という一点についてなら、そして普段の自分というものを棚に上げて考えるのならば、少しだけ、ほんの少しだけ、もしかしたら違いというものはないのかもしれない、と思ってくれたんだよね。
だけどね、無理はしなくていいんだよ。僕が話し始めた、この突拍子もない話にね、興味を持ってくれた、それだけでいいんだ。
このところね、僕のはなしがあまりに君の心とかけ離れているせいで、君を戸惑わせてしまっているのは分かっているよ。
それでもね、君が僕のことを嫌がらずに、こうして話を聞いてくれることにね、僕は本当に感謝しているんだよ。
だからね、こうして僕が話したことをね、まったく理解できない!全然受け入れられない!!となってもね、僕の方はまったくかまわないんだよ。
僕は何度でも君に伝えるつもりでいるわけだし、それだけが僕が君にできることなんだからさ。
ただね、僕の話をね君が嫌になってしまう事だけがね、僕にとっては一番そうなって欲しくないことなんだよ。
僕はね、君のためにだけ存在しているわけだからさ、それが君にちゃんと伝わっていればね、君はきっと僕の話をまた聞きにきてくれると、思ってはいるんだけどね。
だからさ、今日の話は、そうだなぁ、本当に僕としては、聞いてくれただけで、それだけで十分なんだ。
そしてね、まあいつか、君の心に今日の僕の話が、ストンと落ちてくれる日まで、僕は何度でも君とお話をするつもりだよ。
つづく