無意識さんの部屋

大嶋信頼先生の本、ブログ、動画にて精進中。無意識さんから受け取ったメッセージを綴っていければと思います。

傷だらけの心と無意識さん

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昨日、君は指に小さな傷を作ったんだね

 

そしてそこから少しだけ真っ赤な血が流れたんだ

 

君は傷というのがとても苦手で、だから、そんな小さな傷なのに、君はその傷をとても丁寧に手当をしたんだね

 

それでも君はその小さな傷の痛みが気になって、手を洗うたびに血が出て来はしないかと、何度もその指を見つめたんだね

 

そしてふと思ったんだね

 

心の傷はこんなふうに目に見えないから厄介だと

 

自分でもその存在を見ることができないし、ましてや他人に説明することなんて出来はしないんだと

 

こんな苦しみを抱えていることを

 

そんな苦しみを抱えながら、いつも生きて来たことを

 

そして今朝布団の中で君は僕と話していたんだね

 

心の傷も確かに血が流れているんだと

 

その一つ一つは針で突いた様な小さなものだけど、そこからは確かに血が流れているんだと

 

だけど、それは君が言った通り目には見えないんだと

 

それはつまり、意識の作り出す世界ではありえないものなんだと

 

そんな風に思ったんだね

 

意識の世界では目に見えないものは説明ができないんだと

 

だけど、君は自分の心の痛みを感じながらも、やっぱり自分でもそれを見ることは出来ないんだと

 

だから、ずっと苦しいんだと

 

そんな風に思ったんだね

 

そして、それを見るにはやっぱり無意識さんの力が必要なんだと

 

そんなことを思ったんだね

 

そして、そうやって無意識さんと一緒になって、その傷に気づくことで、その傷はやっと癒えていくんだと

 

そんな風に思ったんだね

 

もちろん、きっとそうなんだろうと、そう思うけれど

 

だけど、それらの傷はとても多いような気がするんだと

 

いくら気づいても、まだまだ沢山あって、終わりが無いようだと

 

そんな風に思ったんだね

 

それで僕は言ったんだね

 

傷は日々作られているんだと

 

それは、君が、君の心が喜ぶものを選んでいる時には起こらないことなんだと

 

つまり、君が君の心に逆らって、そして君自身を踏みにじる様な選択をするたびに、君の心は傷つくんだと

 

そして、新たにできた傷が増えていくせいで、君はいつでも心が痛くて、そして苦しいんだと

 

そんな風に言ったんだね

 

それを聞いた君は絶望的な気持ちになったんだね

 

そんなことは知りたくなかったと

 

それじゃあ、生きている限りずっと苦しいんじゃないかと

 

そんな風に思って、悲しくなったんだね

 

だけど、ものごとは少しずつ、一つ一つなんだと

 

もちろん、君を悲しませることは僕が望んでいることではないけれど、それでも、ものごとの歩みというのは、やっぱり手順があるんだと

 

だから、君には今の君を大切にすること

 

それだけを観察していて欲しいんだと

 

そんな風に言いたいんだ

 

君の心がよろこんでいるかどうか

 

それは、君にとっては慣れない作業で

 

だからこそ、最初のうちは戸惑ってしまうかもしれない

 

だけど、今、この一瞬が、喜びか、苦しみかを判断することはできるかもしれない

 

だから、僕はそれを試して欲しい

 

今はそれだけを君に伝えたいんだ